冨永愛子 Aiko Tominaga

冨永愛子にめぐり逢い、長年彼女の音楽指導に身を置くことができたことは、私にとってこれほどの喜びはない。彼女は若い世代の先駆けとしての才能をもっている。彼女の魅力は、熟達したスキルのみに裏付けされたものではなく、それを手段とする音楽性である。そのサウンドはまるで想い出の彼方から放たれる癒しの香気のようだ。

 ヘンリ・シーグフリードソン教授 (ピアニスト,ドイツ国立フォルクヴァンク芸術大学教授)

 

‟Seit mehreren Jahren habe ich die Freude, Aiko Tominaga zu kennen und musikalisch zu betreuen. Sie ist eine von den größten Talenten ihrer Generation. 

Aiko Tominaga zeigt ihr enormes Können und ihre Stilsicherheit. Sie zaubert betörende Lyrik hervor und bringt den Zuhörer in eine Märchenwelt. Dabei steht ihre versierte Technik nie im Vordergrund, sondern immer im Dienste der Musik. Tominagas Klänge sind wie wohltuende Düfte der Erinnerungen.

 Pianist, Prof. Henri Sigfridsson(Folkwang Universität der Künste, Essen)


1987年、神奈川県・相模原市出身。

1991年3月、3歳で長沢あけみ氏指導のもと木下式音感教育・ピアノを始める。7月ピティナ演奏検定A3級合格。1993年2月、木下音感協会・第15回東京合同音楽祭「最優秀演奏賞」受賞。

1995年6月、7歳でソリストとして、ポーランドのオーケストラ・カペラ・クラコヴィエンシス(指揮:ローラント・バーダー)「新しいピアノ・コンチェルトとの出逢い」東京公演に出演。

1996年7月、9歳でソリストとして、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(指揮:榊原栄)と共演。

幼少期より、ピティナ・ピアノコンペティションA2〜G級において全国大会出場、銀賞・王子賞・洗足学園前田賞・J.ルヴィエ特別賞を受賞。かながわ音楽コンクールにおいて小学生低学年の部最優秀賞・NHK横浜放送局長賞・神奈川トヨタ賞を受賞。


東京音楽大学付属音楽教室、付属高等学校、同大学ピアノ演奏家コースを<給費特待奨学生>として学び、2010年に卒業。在学中、菊地麗子、東誠三各氏に師事。

2011年2月からドイツへ留学し、2014年9月にドイツ国立エッセン・フォルクヴァンク芸術大学プロフェッショナルパフォーマンスコース修士課程(マスター)を最優秀の成績で修了し完全帰国。在学中、ヘンリ・シーグフリードソン、室内楽をヤツェク・クリムキエヴィチ、エフゲニー・シナイスキー各氏に師事。また、国内外のマスタークラス等でも多数の著名な音楽家より薫陶を受ける。


高校2年在学中の2004年、第4回やまなし県民文化祭・音楽祭大賞&実賞受賞。

大学3年在学中の2008年、第6回東京音楽コンクールピアノ部門で優勝。

そのファイナルでは、渡邊一正氏指揮、日本フィルハーモニー交響楽団とラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番を協演した。

各誌上で「楽器の響きのツボを見事に捉えた音には意志があり、スケールの大きな音楽観と歌心。繊細で詩的な表現のテクニック等々、冨永の可能性は無尽蔵」「無垢で率直な感性とえぐるように鋭い感性が彼女の中に混在し、骨格や手にも恵まれている」等と評された。

 

2008年『カワイ表参道サロンコンサートシリーズ』にてソロ・リサイタルデビュー。

2010年『紀尾井ニュー・アーティスト・シリーズ』出演。

渡独後、デイア国際音楽祭(マヨルカ島)、コルスホルム音楽祭(フィンランド) 等に招かれ、ヨーロッパ各地でもリサイタルを行う。

2014年『東京音楽コンクール入賞者シリーズ』(東京文化会館小ホール)でソロリサイタルを開催し「音楽の友」誌上で「プリズムの光彩のように変化する音色、映像が浮かぶ表現力」等と評された。

2016年「杉並公会堂・華麗なるピアノ3重弾!/ 斎藤雅広と仲間たち」(ナミ・レコード)リリース。

2018年デビュー10周年、初のソロ・アルバム「リラの花」(日本アコースティックレコーズ)をリリース。「レコード芸術」準特選盤に選ばれる。

 

ソリストとして、日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、ルーマニア国立ブラショフ・フィルハーモニー交響楽団のほか、東京音大シンフォニーオケ、豊島区管弦楽団、上智大学管弦楽団、千代田フィル、葛飾フィル等との共演も重ねている。

 

アンサンブル能力も高く評価されており、著名奏者と数多く共演。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、BS-テレ東「おんがく交差点」、BS-TBS「山内惠介オーケストラコンサート」に出演し、ピアノ稽古・オケ中ピアノ伴奏を担当。

 

2024年に、同い年生まれの幼なじみピアニスト・小林侑奈と、duo LEPUS (レプス)を結成。2025年8月にリリースした音楽配信「内田麒麟:冬の神代」の演奏において、第31回 日本プロ音楽録音賞2025 「ベストパフォーマー賞」を受賞。

 

近年では、演奏活動と共に、全国各地で、ピティナ・ピアノコンペティション、日本バッハコンクール、ブルグミュラーコンクール等のコンクール審査員やアドヴァイザー、ラジオ番組・メディア出演等、幅広く活躍している。

全日本ピアノ指導者協会・演奏会員。アサヒ音楽教室・プレミアムコース講師。


※上記プロフィールの無断転用は固くお断りしております。使用をご希望の方は必ずこちらまでご連絡ください。